FC2ブログ

Latest Entries

祈り木

5DAE3CFE-2625-4C70-A339-501635986EA0.jpg

教会のステンドクラスのようなものをイメージして制作しました。

祈り木というタイトルの絵です。





こないだの巨大台風で各地でいろいろ被害が出ていて、ニュースを見るたびに去年の地元大阪の巨大台風の事を思い出します。

暴風が吹き荒れて、私の家のベランダの屋根や、私の家の裏の5棟続きのガレージの屋根が吹っ飛んでしまい、母の大切にしていた枇杷も見事に折れて、家で縮こまっていた私はこのまま世界が終わって死ぬのでは?!と思っていました。

今まで耳で感じた一番怖い音でした。



命は助かりましたが、街の木々たちは見るも無残な事になり、それからずっと倒れてしまった木々たちを見ると苦しくて仕方ありませんでした。




先日の台風が大阪かすめて行った後、作業場の窓に映り込んできたのは、赤黒い夕焼けでした。

大きな強い目には見えない者の意思のような色でした。





海水温度が上昇して、南の海の海上で台風が出来るという科学的根拠に基付くものですが、海水温度を上昇させたのは温暖化で、温暖化を進めてしまったのは私達なので、まあ言わば自業自得な訳ですが、それに合わせてやはり大きな目には見えない存在の力も加わっているように思えてなりません。



だって壊滅的に人類を滅ぼす事だって自然は出来るはずなのに、去年は関西、今年は関東、と巨大台風の訪れる位置が変わっているのが私には不思議で仕方ありません。


人間の意識を否が応でも変えさせようという意思が働いているように思えます。

悲惨な事態に合わないと気が付かない私達に向けられた矢のようなものだと思いました。





大変な目、苦しい目にあって初めて、事態の深刻さに気が付くのが世の常です。

相手の気持ちが爆発しないと気が付かない、人間関係のようなものです。



『この人は本当はこんな事を思っていたのか・・・』

という感じ。





我慢に我慢を重ねて、ストレスでおかしくなってしまった人のように、地球もきっとそんな感じなんだなぁと思いました。





今週から始まる個展は密かに 恩恵 という言葉が浮かぶ展示になりそうだと思っています。

そして来月の個展は 畏敬 です。





美術は私にとって、死ぬまで続く仕事です。

こんな歳になっても続けさせられる羽目になるのだから、芸術は本当は恐ろしいのです。



個展前なんて一番神経が高ぶって熟睡できないし、いろんな葛藤や怖さが出て来て世界が真っ暗闇に思えるし、誰にもこのどうしようもない不安を上手く伝えられないので、仕方なしにまた絵にぶつける、という恐ろしいループ・・・。


そして出来上がる作品を、商売人気取りでコマーシャルする。

それが絵描きさんです。





でも本当に時々、ああ、これは自分そのものであり、自分が見れていない自分の中の 美 なんだなぁ・・・と思える絵になる時があり、そんな時はマハラジャよりも王様気分になるものです。


そしてそんな私の絵を人が気に入ってくれたりなんかするとようやく絵描き人生に意味が見い出せたりするのです。




だから準備が大変でも個展はしたくなるのです。






人生の傷が甘い思い出に変わるように、絵描きの絵筆を通り現れる果実のような絵。

芸術の秋、実りの秋に相応しい個展になるように、搬入の日まで神経を尖らせて挑みます。




傷と経験

IMG_7652 aaa a qq

もう10月です。

いろいろと頭が煮詰まってきて、作業場の作業と教室のお客さんの対応とでてんてこ舞いになって来ました。



こういう時は決まって全く別な事がしたくなるもので、実家の手伝いが意外と面白く感じます。

電気工事で工場に行った時はホコリまみれになりましたが、電動工具を使ったり脚立に登ったりするのが楽しくて仕方ありません。




お昼から夕方6時過ぎまで、クーラーのついていない工場での手伝いはさすがに暑くバテそうになりましたが、いつも作業場の1階ではクーラーなしで作業をしているので、割と耐えれました。


クタクタになって父と軽トラで帰る時、車の窓から見える街明りがとても綺麗に見えたりします。

遠くに見える消え入りそうな夕陽も赤い山の稜線のように見え、美しいと感じます。


家で食べるご飯も一つ一つが美味しいし、美術とは全く畑違いと思っていた仕事も、ものつくりの延長線上にあり、街や家を手一つで作り上げているようで無から有を生み出す感じがして興味深く、工事も楽しいのです。


そして、美術とは違う仕事をする事でよりいっそう自分のしている美術という仕事が好きになるのです。



美しさの概念を構築するためには多大な経験の毎日の積み重ねで、自分の魂が心から美しいと感じるものが年月を経て行けば行くほど増えて来るのです。




風の谷のナウシカが村のご老人の手を見て

『この手がとても大好き』

というような事を言うシーンがあるのですが、そのナウシカの言葉も頷けます。





見た目の美しさより、内側から出て来るものや、信念から現れるものの方が美しいと思います。



心が腐っている人は目が死んでいるし、いくら化粧や服装できらびやかにしても、薄っぺらい。




とにかく泥だらけになって仕事をしても、楽しいと思えるように育って来れたので、やはり私は自分が大好きです。

油絵の大きなキャンバスを組み立てるのも好きだし、細かい作業も好きです。

事務仕事は大嫌いですが、ものつくりをしている時が一番幸せだと感じます。






自分が幸せだときっと周りにも伝わるだろうなぁと思っていたら、今日は初めて母に

『あんた、なんか目元がすごく優しくなったなぁ』

と朝から言われ驚きました。






そんな私もワガママで人が嫌がる事を平気でした事もありました。

相手が優しいのを良い事に、自分のワガママを貫いて困らせたりして・・・。




相手が困っているのに、自分の事しか考えずに自分の主張ばかりしていました。

相手の幸せを考えずに、自分の幸せだけを求めていました。



優しい人は我慢をするので、私はその人の本当の気持ちを踏みにじっていたのです。






イエスさんなら

『愛は束縛しない、試したりしない、依存もしない』

と言うでしょう。




お互いの気持ちの意思疎通がうまく行ってないのであれば、どちらかに負担が大きくなり、いずれは爆発するのです。

人の首に首輪をつける事なんて出来ないし、自分の思い通りにする事も出来ない。





そんな事を今までの経験で学んだなぁ・・・なんてしみじみ思いました。

自分の幸せと人の幸せは違ってるし、ダメな時は潔くあきらめる事が最善だと思いました。




と思うと、さらに心が軽くなり、過去の自分の過ちにもケリが付けれたように思いました。






いろんな傷や思い出が自分の要素になって、私は一枚の絵を作り上げるのです。

要素がないと、絵は成り立たない。



これだから絵は辞めれないのです。


枠を外す

JSQR9718 a a


この連休、作業場に2日間泊まり込み、パソコンにつなげるペンタブレットというものを買い、いろいろ使い倒しました。

目の疲労度が半端ないのですが、時代の流れに乗る為に、遅れを一気に挽回している所です。



目の疲労と戦いつつも、ある事に気が付きました。



どうやら絵の完成度と言うものはどんな表現をしていても同じだという事です。

上の絵は一見、パソコンのペンタブだけで描いたようにも見えますが、実は油絵の下地とゴム版画とそしてペンタブの加工&秘密の加工を施しているかなり時間のかかるものなのです。

(ま、私がペンタブ初心者なので、時間がかかっているだけだと思いますが・・・)





RADWIMPSの曲を聴いていてふと思ったのですが、現代の私達の耳に流れてくる音楽は殆ど生音と電子音の組み合わせで、電波に乗って各々の家庭に送られます。

音楽はそうやってアナログとデジタルの融合を結構昔からして来たのです。


かたや美術はと言うと・・・手描き一本で勝負!という世界が多い。





もし私の好きなRADWIMPSがアナログとデジタルの融合でなければ、私は容易に作業場で音楽をかけながらの作業は出来なかったのです。




いちいちライブハウスや音楽ホールに出向かないといけないし、そんな会場で自分の仕事をするなんてもってのほかです。

そう考えると、音楽は美術の先を行っているのだととても腑に落ちました。




人が選びやすい環境に順応しているのです。


もちろん音楽も生音に勝る者はありません。

でも生音では環境に順応出来ないので、変わってきたのです。





そしてパソコンのペンタブを使い出すと、自分のアナログな絵とパソコン加工のさじ加減が絶妙に楽しいのです。

融合させて新しいものが出来る!!という感じ・・・ではなく、より自分のイメージする表現に近付くのだという事に気付きました。




『こんな感じの絵が描けたら・・・』

と思う自分の中の構想を寸分の狂いなく徹底的に追及するには、様々な表現が必要で、それこそが融合というものだったのです。



上の絵は、まだまだな試作段階ではありますが、クラシック奏者のフランツ・リストが破天荒にライブ感を出して観客を楽しませたように、表現するものはやはり今の時代に打ち出されている思想や技術を楽しめる方がよりも求めるものに近くなるのだと思いました。



ペンタブを使い始める前は、

『いよいよ油絵や手描きはしなくなるんか・・・?』

と思ったのですが、いやいやそんな事はなく、手描きもこれから並行して行かないといけないのです。



両方を全て使いこなして行くのが、得策なのです。



何故かと言うと、して来た事には何にも無駄がないからです。
全て糧になっているのです。
これからも。



という事で、10月の個展は上の写真のようないろいろな表現を組み合わせたもので、絵画を制作して展示します。

もちろん今までのオーソドックスな水彩も展示します。





ただ出来ればこの作業で自分の枠をさらにぶち壊して、枠にとらわれない自分に成れたらいいなぁと思います。



みなさん、私の個展、お見逃しなく!


潜在意識との和解

IMG_0708 b b

今日はまた潜在意識の中にあるものを探りました。

深く傷が残っていて、それがブロックになっているので、何度その事で心のヒーリングをしたか知れません。




久しぶりに人に会ってトラウマの話をしたので、涙が出ました。

でもいろいろ私は大人になり、だんだん手放すものも手放す事が出来て来ているので、最終段階のような気もしました。






すると、ずっと去年から手を出せなかった案件に手が出せたのです。

パソコンで絵を描く道具を買えたのです。


それも奇跡的に丁度その道具の分だけのお金が手に入り、買いに行くと秒速の速さか?!という感じでスムーズに買えました。





上の写真はそのパソコンのお絵かきペンタブレットで加工したものです。





本当にくたびれる事ばかりで、心はもう疲労困憊です。

どれだけ心を直す作業してるんだ!って感じです。





自分の殻を壊すのは、本当に大変で、去年のイギリス行きの資金集めの時からずっと自分の壁壊しの作業です。

大っ嫌いな数字計算、実家のお店の確定申告の資料作成。
大ッ嫌いだった英語圏の国に行く。


そして去年は体を触られるのが超苦手な私が整体に行ったのです。



いろいろ自分を奮い立たせて、頑張ったと思います。


そしてここにきて、10代からの悩みとの対峙。






精神的に疲労困憊の連続で、今日の悩みとの対峙はとても辛く、クタクタになりました。


人に嫌われても良いので敢えて書きますが、自分は精神的な悩みが強くて長くて、だからこそスペシャルな生をもらえたのだと、今日思いました。




ラッドウィンプスの風たちの声という歌の歌詞が頭の中でループです・・・。



♪ 僕らの持て余した勇気使わせてよ ♪




持て余して、後悔ばかりして、課題を残した事ばかりだった気がします。

落っことしてきたものばかりで、その落として来たものを残さず拾ってもう一度リベンジで使わせてよ!とラッドウィンプスは歌っている気がして、聴くといつも胸に突き刺さります。



でもこんな私でも出来る事が 絵画 なので、それを今まで通り続ける事が自分を救う手段なのだと思います。

幸い私の周りには私に好意を持って下さる方たちばかりなので、自分にしか出来ない恩返しを長い目でして行こうと思います。



人とは違い、私は自分でもノロい性質だと思いますが、年を追うごとに自分が大好きになって行くのを感じます。




どんどん自分の殻を破り、日々生まれ変わっている感じです。

クタクタですが、とても楽しい人生だと思います。


マルシェ

RMPC0389 f

お知らせです。



今月14日(土)京都三条駅近くの満足稲荷神社さんで、マルシェに参加します。

最初はこのマルシェのイベントチラシを作って欲しいという依頼があったのですが、そのチラシを作る為にまずこの神社に行ってみようと思い出掛けた所、神社の境内にある木に釘付けになったのです。

IMG_5984 g

これがその木です。
クロガネモチの木で、かなり変わった形の木で、見た瞬間

『宇宙人や!!』

と衝撃を受け、これはこの木に関わらないと!とおもいました。


IMG_7111 g

そして出来上がった絵がこれです。

宇宙と交信しているような、見えない声を発しているようなこの木の為に何かしたいと思い、マルシェに参加する事にしました。



この絵のポストカードの他、いろいろポストカードを販売します。
新作も作ります。



その他、面白い出展者さんたちばかりですので、どうぞみなさん、14日は京都満足稲荷神社へお越しください。

そして何より、この面白い木を眺めに来て下さい。



小さな神社の境内に何故このような不思議な木があるのか?
といろいろ思わせてくれる木です。





9月、京都、神社、お稲荷さん、マルシェ、巨木、ご神木、絵描き、宇宙・・・・・



ピンと来られた方は是非満足稲荷神社へお越しくださいね。




Appendix

プロフィール

michiko matsuguchi

Author:michiko matsuguchi
絵画的日常生活の日記です

最新記事

最新トラックバック

カレンダー

09 | 2019/10 | 11
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -

フリーエリア

カウンター

検索フォーム