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今年5月にイギリスに行った時、日本に帰る為にガトウィック空港に向かう途中のバスの中で撮った写真です。

檻の中に閉じ込められているようで、

『きっとまた戻って来てね・・・!』

と真ん中の木が言っているようで、遠い所に家族を置いて旅立つ心境になり涙が出ました。





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心の奥をかき乱すような気持ちになる所や人にあなたは何故会いに行かないのですか?と写真が訴えているようです。

何故そこにいかないの?

何故会いにいかないの?

手足も動かせて、ネットも使えるのに。




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命がけで教えを広めようとした先人達。




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ケルトとキリスト教の融合のケルト十字。



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イギリスのサウサンプトンのホテルの窓から木が

『えらい快適な暮らしをしとるなぁ・・・ワシらの領土を奪って』

と恨めしそうに見えた写真です。




ま、植物は大阪弁を喋らないし、人間に恨みつらみを言わない崇高な心の持ち主ですが、私のイギリス滞在は至る所で木々達に対する申し訳なさが溢れる旅でした。


ロンドンで名物のロンドンバスにも乗りましたが、多くのオークの木の犠牲のもとに出来上がった都市だと思いました。



5月は、パブでイギリス王室の王子さんの結婚式の様子がテレビ中継されていて、それを見ながら昼食を取りました。

白人と黒人の人種の壁を破る大きな歴史的な瞬間でした。



でも、美味しい昼食を食べていても、美味しい紅茶を飲んでいても、ロンドンは大都市で淀川やセーヌ川と同じテムズ川があり、心から旅が楽しいとは思えませんでした。





厭世的な気分で過ごしたのではなく、またここに戻ってきてしないといけない事がある、と強く思いました。



よく解らないのですが、とても縁のある土地だという事です。
私にとってイギリスは。




そう思って半年間、ずっと個展の絵を描いていて、その個展の売り上げの一部を森林保護に寄付すると決めていたら、なんとウェールズに木を植える事が出来るようになりました。



ウェールズに住んでいらっしゃる方からの申し出で叶う事になり、ウェールズとの縁が出来、ものすごく私の心は喜んでいるのです。






何十年後も桜を愛でたり美味しい空気を吸っていたいので、その為の小さな一歩が叶いました。








師匠 (木) 、ありがとう。




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Author:michiko matsuguchi
絵画的日常生活の記録です

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